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釣橋
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つりばし
ふりがな文庫
“
釣橋
(
つりばし
)” の例文
他
(
た
)
の
客
(
きやく
)
の
前
(
まへ
)
をなぞへに
折曲
(
をれまが
)
つて、だら/\
下
(
くだ
)
りの
廊下
(
らうか
)
へ
掛
(
かゝ
)
ると、
舊
(
もと
)
來
(
き
)
た
釣橋
(
つりばし
)
の
下
(
した
)
に、
磨硝子
(
すりがらす
)
の
湯殿
(
ゆどの
)
が
底
(
そこ
)
のやうに
見
(
み
)
えて、
而
(
そ
)
して、
足許
(
あしもと
)
が
急
(
きふ
)
に
暗
(
くら
)
く
成
(
な
)
つた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その下に見える
釣橋
(
つりばし
)
が戻り橋だ。川向から聞える朝々の鶏の鳴声、毎晩農村に
点
(
つ
)
く
灯
(
あかり
)
の色、
種々
(
いろいろ
)
思いやられる。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
チスター
河畔
(
かはん
)
のラブチェ種族 そこには立派な欧州風の鉄橋が
架
(
かか
)
ってある。長さ一町足らずで非常に立派な
釣橋
(
つりばし
)
であって、下は余程早川ですから棒杭を立てる訳に行かんようです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
対岸に見える村落、野趣のある
釣橋
(
つりばし
)
、河原つづきの一帯の平地、遠い近い山々——それらの眺望は先生方を
悦
(
よろこ
)
ばせた。日あたりの好いことも先生方を悦ばせた。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
むかしは
兩岸
(
りやうがん
)
に
巨木
(
きよぼく
)
を
立
(
た
)
て、
之
(
これ
)
に
藤
(
ふぢ
)
の
綱
(
つな
)
十條
(
とすぢ
)
を
曳
(
ひ
)
き、
綱
(
つな
)
に
板
(
いた
)
を
渡
(
わた
)
したと
言
(
い
)
ふ、
著
(
いちじる
)
しき
由緒
(
ゆゐしよ
)
があつて、いまも
古制
(
こせい
)
に
習
(
なら
)
つた、
鐵
(
てつ
)
の
釣橋
(
つりばし
)
だと
言
(
い
)
ふ……おまけに
歌
(
うた
)
まである。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
鋼鐵
(
かうてつ
)
の
欄干
(
らんかん
)
のついた
釣橋
(
つりばし
)
へ、ゆら/\と
成
(
な
)
つて、スツと
乘
(
の
)
つた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“釣橋(
吊橋
)”の解説
吊橋、吊り橋(つりばし)は、橋の形式の一種で、綱などの張力で吊り下げ支える形式のもの。釣り橋、釣橋とも書くが、この表記は狭義には、日本の江戸期以前の古典的な形式に対して用いられる(後述)。
(出典:Wikipedia)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣銭
釣針