“納戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんど99.4%
ぬりごめ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間のこしらえてやった寝床ではどうしても安心ができないと見えて、母猫(ははねこ)はいつのまにか納戸(なんど)の高い棚(たな)の奥に四匹をくわえ込んだ。
子猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
申分の無い普請で、部屋の外、納戸(なんど)になつて居る板敷の長四疊には、面(めん)や籠手(こて)、塗胴(ぬりどう)や、竹刀(しなひ)などが、物々しくも掛けてあるのです。
二十年来、蔵人に仕えている老僕(おとな)の話では、納戸(ぬりごめ)の板敷を這って逃げまわるのを、ひと時、立身(たちみ)になって冷然と見おろし
無惨やな (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
すませばすまされる根(ね)のない行状だったのだが、蔵人には、いっさい勘弁がなく、無理に願って姫路へ呼びくだし、納戸(ぬりごめ)にひきこんで一刀のもとに斬って捨て、死体は長持の中へ放りこんでおいた。
無惨やな (新字新仮名) / 久生十蘭(著)