“御小納戸”の読み方と例文
読み方割合
おこなんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正月二十九日毅堂は御広敷おひろしき御用人を仰付けられ御小納戸おこなんど頭取を兼ね、明倫堂督学はこれまでの通り、御足高百俵を給せられた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
上屋敷の御小納戸おこなんどの処へまいった所が、之を貴様に下さると云て、奥平家の御紋のついて居る縮緬ちりめんの羽織をれた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
名古屋の方にある有力な御小納戸おこなんど年寄としより、用人らの佐幕派として知られた人たちは皆退けられてしまった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)