“梁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はり75.4%
うつばり15.8%
りょう2.5%
やな2.1%
りやう1.1%
ハリ1.1%
みね0.4%
うつはり0.4%
げた0.4%
はし0.4%
りよう0.4%
ハシ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
調度も貧しく、酒の道具は裏庭に散らばつた儘、仰ぐと天井板が半分しか無く、太いはりが頭の上を通つて居るのも見窄みすぼらしい限りです。
しかるに形躯けいく変幻へんげんし、そう依附いふし、てんくもり雨湿うるおうの、月落ちしん横たわるのあしたうつばりうそぶいて声あり。其のしつうかがえどもることなし。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
りょう六朝りくちょう)の大同だいどうの末年、平南将軍藺欽りんきんをつかわして南方を征討せしめた。その軍は桂林けいりんに至って、李師古りしこ陳徹ちんてつを撃破した。
それをやなで取れるだけ取つて、暁にならぬうちに家に帰つて知らんふりしてゐるのである。これを『酢川落すかおち』と唱へる。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
(三六)かうきよき、(三七)かたちそむいきほひきんずれば、すなはおのづかめにけんのみいまりやうてう相攻あひせむ。輕兵けいへい鋭卒えいそつかならそとき、(三八)老弱らうじやくうちつかれん。
帷帳トバリメグらした中は、ほの暗かつた。其でも、山の鬼神モノ、野の魍魎モノを避ける為の灯の渦が、ぼうとハリに張り渡した頂板ツシイタユラめいて居るのが、たのもしい気を深めた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
黙って聞いていろ、まだ後があるんだ。ところでその三人の娘はみな源内先生創製するところのみねに銀の覆輪ふくりんをしたくし
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
花塵くわぢんをさまりてかすけく暑くなるものかうつはりを走る鼠すら無し
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
おぼれる時、彼方此方へ打つかつたんですね。兩國の橋げたとか、百本ぐひとか、こんなぶちを拵へるものが澤山ありますよ」
葱嶺そうれいゆるに毒風肌を切り、飛砂みちふさぐ、渓間けいかん懸絶けんぜつするにへば、なわを以てはしとなし、空にはしごして進む」
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
す。りよう武帝ぶてい達磨大師だるまだいしに問ふ。如何いかんこれ仏法ぶつぽう云ふ。水中の河馬かば
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
論語に、邦有道、貧且賤焉耻也とあり、魏文帝の詩に、願飛安翼、欲ワタラント河無ハシとあるのも参考となり、憶良の長歌の句などには支那の出典を見出し得るのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)