トップ
>
梁
>
りょう
ふりがな文庫
“
梁
(
りょう
)” の例文
梁
(
りょう
)
(
六朝
(
りくちょう
)
)の
大同
(
だいどう
)
の末年、平南将軍
藺欽
(
りんきん
)
をつかわして南方を征討せしめた。その軍は
桂林
(
けいりん
)
に至って、
李師古
(
りしこ
)
と
陳徹
(
ちんてつ
)
を撃破した。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
梁
(
りょう
)
は、この妻の父
蔡
(
さい
)
大臣のお蔭で立身した者であるから、平常も夫人にはとんと頭が上がらない。
唯々
(
いい
)
として、立って
喚鐘
(
かんしょう
)
を打ち鳴らした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
梁
(
りょう
)
の武帝の大同の末年、
欧陽紇
(
おうようこつ
)
という武人が、南方に出征して長楽という処に至り、その地方の
匪乱
(
ひらん
)
か何かを平定して、
山間嶮岨
(
さんかんけんそ
)
の地へ入った。
美女を盗む鬼神
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
虎の異名多くある中に
晋
(
しん
)
梁
(
りょう
)
以後の書にしばしば大虫と呼んだ事が見える。大きな動物すなわち大親分と尊称した語らしい。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
内典を知るも、
梁
(
りょう
)
の武帝の如く
淫溺
(
いんでき
)
せず、又
老子
(
ろうし
)
を愛し、
恬静
(
てんせい
)
を喜び、
自
(
みず
)
から
道徳経註
(
どうとくけいちゅう
)
二巻を
撰
(
せん
)
し、
解縉
(
かいしん
)
をして、
上疏
(
じょうそ
)
の中に、学の純ならざるを
譏
(
そし
)
らしむるに至りたるも
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
伝え聞く、摩耶山
忉利天王寺
(
とうりてんのうじ
)
夫人堂の
御像
(
おんすがた
)
は、その
昔
(
いにしえ
)
梁
(
りょう
)
の武帝、女人の産に悩む者あるを
憐
(
あわれ
)
み、
仏母
(
ぶつも
)
摩耶夫人
(
まやぶにん
)
の影像を造りて大功徳を
修
(
しゅ
)
しけるを、空海上人入唐の時、我が朝に
斎
(
かしず
)
き帰りしものとよ。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黄泥岡
(
こうでいこう
)
から、夜昼なしに、都へ舞い戻った
梁
(
りょう
)
家の執事の
謝
(
しゃ
)
は、下手人は、楊志と
狎
(
な
)
れ合いで、道に待ち伏せしていた七人の
匪賊
(
ひぞく
)
であると、主君の前に
讒訴
(
ざんそ
)
した。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
河南の
尹
(
いん
)
を勤めている
張全義
(
ちょうぜんぎ
)
という人に尊敬されていましたが、あるとき張全義が
梁
(
りょう
)
の
太祖
(
たいそ
)
と一緒に食事をしている際に、太祖は魚の
鱠
(
なます
)
が食いたいと言い出しました。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其の分封
太侈
(
たいし
)
を論ずるに
曰
(
いわ
)
く、都城
百雉
(
ひゃくち
)
を過ぐるは国の害なりとは、
伝
(
でん
)
の文にも見えたるを、国家今や
秦
(
しん
)
晋
(
しん
)
燕
(
えん
)
斉
(
せい
)
梁
(
りょう
)
楚
(
そ
)
呉
(
ご
)
閩
(
びん
)
の諸国、各
其
(
その
)
地
(
ち
)
を尽して
之
(
これ
)
を封じたまい、諸王の都城宮室の制、広狭大小
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
梁
(
りょう
)
の時、
青
(
せい
)
州の商人が海上で暴風に出逢って、どことも知れない国へ漂着しました。遠方からみると、それは普通の嶋などではなく、山や川や城もあるらしいのです。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、
梁
(
りょう
)
はいささか昂奮して、唇を乾かし、眼に赤い濁りを見せて、説得にこれ努めた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蕭繹
(
しょうえき
)
は
梁
(
りょう
)
の
孝元
(
こうげん
)
皇帝なり。今
梁書
(
りょうしょ
)
を
按
(
あん
)
ずるに、此事を載せず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
梁
漢検準1級
部首:⽊
11画
“梁”を含む語句
棟梁
鼻梁
橋梁
跳梁
梁山泊
梁木
高梁
大梁
梁川
脊梁
梁上
梁楷
梁間
横梁
梁中書
跳梁跋扈
梁川星巌
船梁
梁田
大棟梁
...