“喚鐘”の読み方と例文
読み方割合
かんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうは、この妻の父さい大臣のお蔭で立身した者であるから、平常も夫人にはとんと頭が上がらない。唯々いいとして、立って喚鐘かんしょうを打ち鳴らした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じゃあ、すぐそれをお鳴らししてください」と、さい夫人は、廊廂ろうびさしに吊ってある喚鐘かんしょうを指して、良人へ命じた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)