“船梁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふなばり60.0%
ビーム40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「弦押しの上部、ここでございます」「では、ここにある一文字は?」「船の眼目、すなわち船梁ふなばり
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
吉之丞は渡海船とかいせんを扱っていたので、さよ船の構造を知っている。和船ならいきなり棚板になるところに船梁ふなばりが通っているため、ふなばた外板そといた内張うちばりの間に隙間があって、それが船底につづいている。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
造船台の形、マギリワラの据付け、首材ステム後材スダルンポストの建て方、肋材フレームを植えて、今や船梁ビームの取付けにかかっているところ。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
急にあたりが、しんとして、船梁ビームや鉄板のきしむ音、貨物の触れあう音が、際だって聞えた。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)