“梁間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりま60.0%
りょうかん20.0%
ハリマ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桁行けたゆき七間、梁間はりま四間半、茅葺かやぶ四注しちゅう造りで、表てに十帖の座敷が三つ、接待、中の間、上段の間とある。これらは南に面しており、裏の北側に化粧けわいの間と茶の間が続いていた。
その煙にくすぶるせいか、梁間りょうかんの額や柱上のれんことごとく妙に油ぎっている。事によると煤けていないものは、天井から幾つも吊り下げた、金銀二色の紙銭だの、螺旋状の線香だのばかりかも知れない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
古式なのは、桁行ケタユキ長く、梁間ハリマの短い三尺位の高さのもので、地に掘つ立てた数多い叉木マタギで、つき上げた形に支へられてゐる。つまり伏せ廬の足をあげたものであるからの名と思はれる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)