“げた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下駄94.9%
1.9%
足駄0.9%
下足0.5%
不駄0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉で言いあらわすなら、そんな感じのものだった。私は自分が下駄げたを引きずってすさんだ歩き方をしているのに気がついた。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
左樣そうだらうおまへ鼻緒はなをたちッこはい、いやれの下駄げたはいゆきねへ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
近くの紀伊の国橋のはしげたを鳴らして、重い荷を積んだ大八車の通り過ぎて行く音が、どうかするとかみなりのように大きく長く、つづいていた。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
とたんに、チョビ安の姿がふっと消えた。橋下の河原へとびおりたんです。つづいて与吉も、橋げたの下へもぐりこんでみると、そこに、浮き世をよその蒲鉾かまぼこ建ての乞食小屋。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ここだなと戸へ手をかけてガタガタやっていたところ、どうした拍子か縁を踏み外し、ガタガタドシンと素敵滅法な音をさせて、はいていた高足駄げたが脱げて戸へ当たる
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
足駄げたを踏むとざぐりと這入はいる。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第一、順と見えて、六十を越えたろう、白髪しらがのおばあさんが下足げたを預るのに、二人分に、洋杖ステッキと蝙蝠傘を添えて、これが無料で、蝦蟇口がまぐちひねった一樹の心づけに、手も触れない。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ら、はあらねえともね」おつたは蕎麥そば種子の一ぱいらけたには遠慮ゑんりよもなく一直線ちよくせん不駄げたあとをつけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何千部何万部刷ろうとも失われた一冊は日本文化に取っては一冊の世界的知識の損失であると、感慨一時に湧いて来たが、周囲の人声やげたの音に忽ち消されて了った。
「橋の向うの三さうの矢は、皆んな橋げたの間から飛んで來ましたが、四本目の今度の矢は、土手の方角から飛んで來たことになります」
「曲者は二人ゐる筈はありません。それに川に浮ぶ船を一々調べるわけにも參りません。取あへず、橋げたの下を搜すことにいたしたいと思ひます——が」
おぼれる時、彼方此方へ打つかつたんですね。兩國の橋げたとか、百本ぐひとか、こんなぶちを拵へるものが澤山ありますよ」