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げた
ふりがな文庫
“
桁
(
げた
)” の例文
近くの紀伊の国橋のはし
桁
(
げた
)
を鳴らして、重い荷を積んだ大八車の通り過ぎて行く音が、どうかするとかみなりのように大きく長く、つづいていた。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
舟は両国の中程の橋
桁
(
げた
)
に引っ掛けて居たが、本人は土左衛門になって、百本
杭
(
ぐい
)
で見付かった
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
源六の体は俵のようなぶざまな転げ方をして、向うの橋
桁
(
げた
)
で止まりました。お蝶は欄干へ背中をもたせかけて、くずれた髪の毛を指先で
梳
(
す
)
き上げ、耳に垂れた紅白の根掛けを抜いて捨てました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つづいて与吉も、橋
桁
(
げた
)
の下へもぐりこんでみると、そこに、浮き世をよその
蒲鉾
(
かまぼこ
)
建ての乞食小屋。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
自分の家の潮入の池から
笹舟
(
さゝぶね
)
のやうな小さい釣舟を
漕
(
こ
)
ぎ出し、隅田川の眞ん中で引つくり返して、舟は兩國の中程の橋
桁
(
げた
)
に引つ掛けて居たが、本人は土左衞門になつて、百本
杭
(
ぐひ
)
で見付かつた
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“桁”の意味
《名詞》
(けた)建物や橋などの建造物において、横に通して上部を支える構造物。短い方を「梁」というのに対して、梁と直角に交わる長い方を「桁」という。
(けた)算盤の珠を通す軸。芯。
(けた)位取り記数法において、数字を容れる列の長さ。また、各数字を記す位置。
(出典:Wiktionary)
桁
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
“桁”を含む語句
衣桁
頬桁
桁外
帆桁
桁数
桁行
井桁
橋桁
桁構
檣桁
赤木桁平
桁丈
湯桁
桁梁
桁違
井桁樓
滑桁
鉄桁
井戸桁
一桁
...