“帆桁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほげた89.5%
ヤード5.3%
ヴェルグ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渦巻をぐるぐるまわるたびに船は樽やそのほか船の帆桁ほげたマストのようなもののそばを通るのですが、そういうような多くのものが
全帆、はり裂けんばかりに帆桁ヤードを鳴らし、躍りあがる潮煙は迷濛な海霧ガスばかり。そうして、二、三海里近付いたとき双眼鏡をはずした水夫長が
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
遠慮会釈もなく帆桁ヴェルグを切って投げ落し、斜帆桁の帆杠ボームをやっつけ、最後に舳の斜檣まで切り落してしまった。
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)