“履”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
44.4%
26.6%
くつ21.7%
はい1.0%
はか1.0%
はき1.0%
はきもの1.0%
1.0%
ぐつ0.5%
げた0.5%
(他:3)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“履”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]23.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
文学 > 中国文学 > 小説 物語9.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
如何いかにも器用きよういた草履ぞうり右手みぎてぎながら、こしの三尺帯じゃくおびへはさんで
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
私の下駄はその泥溝板に触れる度にがたがたと音がしたが、女は空気草履ぞうりでもいているのか、なんの音もしなかった。
妖影 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかし昔の道を杓子定規しゃくしじょうぎにそのままんで、それでうまく世が治まるくらいなら、誰も苦労はしないよ。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ひと拓拔氏たくばつしのみならず支那塞外しなさくぐわい蠻族ばんぞくおほむねそのてつんでゐる。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
そして出来る事なら天国へく折にも、こんな消化こなれのいい物を食つて、こんな軽いくつ穿いてゐたいと思つた。
暫くは舞台のはなに立つて、鉛筆のやうに真直になつてゐたが、急にくつ音を蹴立けたててフロオマンの前へ出て来た。
左樣そうだらうおまへ鼻緒はなをたちッこはい、いやれの下駄げたはいゆきねへ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
僕は鼻緒を切つてしまつてどうようかと思つてゐる、本当に弱つてゐるのだ、と信如の意久地なき事を言へば、そうだらうお前に鼻緒のたちッこは無い、好いやれの下駄をはいゆきねへ、この鼻緒は大丈夫だよといふに、それでもお前が困るだらう。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
きつい猿股のようなものがはかされたと思うと、次には胸のところからかかとのところへ届くほどのサラサラした長い布で巻かれた。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は何んともいえず気のかない即ち大阪語でいえばもっさりとした、しかも上等のきものを着せられ、畳表たたみおもての下駄をはかされるのだ。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
身のまはりにて、最も怪しげなりしははきものなり。
今来た入口はいりぐちに、下駄屋と駄菓子屋が向合って、駄菓子屋に、ふかし芋と、でた豌豆えんどうを売るのも、下駄屋の前ならびに、子供のはきものの目立ってあかいのも、ものわびしい。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唐土もろこしにては是をるゐとて山にのぼるにすべらざるはきものとす、るゐ和訓わくんカンジキとあり。
内田氏は何事にも念に念を入れて、駄目を押さないと承知出来ないたちだから、今一度言つておくが、今度洋行を命ぜられたのは、内田氏自身で、内田氏のはきものでも、外套でもない。
晏子こたえて「おおせの通りで御座ります。近来はようの価がたかく、の価がやすくなりましたように存じまする」と申上げた。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
「小さき者、、つつしんで黒き牡牛をいけにえにして、敢て至高至大なる天帝にことあげいたします。私はみ旨を奉じ万民の苦悩を救わんがために、天帝に罪を得た者を誅しました。天帝のみ心に叶う臣下はすべてその徳が蔽われないよう致したいと思います。私は天帝のみ心のまにまに私の進むべき道を選ぶのみであります。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そしてそれつきり二十年餘も世を絶つてゐたが、やがて清朝の世も定まり、眞の平和が南昌にも見られて來た頃、彼はすりきれたわらぐつをはき、垢じみた布帽をかぶり、破衣はいをひるがへしてむかしの王子として君臨してゐた城下を氣のへんな風來僧となつて歩きまはつてゐた。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
何千部何万部刷ろうとも失われた一冊は日本文化に取っては一冊の世界的知識の損失であると、感慨一時に湧いて来たが、周囲の人声やげたの音に忽ち消されて了った。
彼の高厳荘重なるミルトンまでも一度は此轍このてつふまんとし、嶢※げうかく豪逸なるカーライルさへ死後に遺筆をするに至りて、合歓団欒だんらんならざりし醜を発見せられぬ。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
私共は親子連の順礼とあとになりさきになりして、松葉の香をふんで通りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二 衣服 王者ノ服。袞冕赤舄コンベンセキセキシュクツタル事。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)