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履
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はき
ふりがな文庫
“
履
(
はき
)” の例文
今来た
入口
(
はいりぐち
)
に、下駄屋と駄菓子屋が向合って、駄菓子屋に、ふかし芋と、
茹
(
ゆ
)
でた
豌豆
(
えんどう
)
を売るのも、下駄屋の前ならびに、子供の
履
(
はき
)
ものの目立って
紅
(
あか
)
いのも、もの
侘
(
わび
)
しい。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
履
(
はき
)
是れ
何
(
どう
)
しても
泥棒
(
どろぼう
)
と云ふ
看板
(
かんばん
)
を掛て居る樣なものだサア此方へ來いと直樣坂本の自身番へ引上しに出役岡村七兵衞
馬籠
(
まごめ
)
藏
(
くら
)
十郎の兩人
控
(
ひか
)
へ居る前へ久兵衞を引き
据
(
すゑ
)
て
先
(
まづ
)
雜物
(
ざふもつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
數月の間行李の中に鎖されゐたる我
晴衣
(
はれぎ
)
はとり出されぬ。帽には美しき薔薇の花を揷したり。身のまはりにて、最も怪しげなりしは
履
(
はき
)
ものなり。靴とはいへど羅馬の
鞋
(
サンダラ
)
に近く覺えられき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
見出し其上何者か
飛石
(
とびいし
)
へ
草履
(
ざうり
)
にて血の
跡
(
あと
)
迄付置しか
不思議
(
ふしぎ
)
に存じ私しの
履
(
はき
)
し
草履
(
ざうり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
切ければ
履替
(
はきかへ
)
んとしける中彼の町人は傍に
寄
(
より
)
最早
(
もはや
)
日も暮るに近ければ此建場は休まずに行べし草鞋を手早く
履
(
はき
)
て
追付
(
おひつか
)
れよと
云捨
(
いひすて
)
駕籠を急がせ遣けるにぞ友次郎今直に履替れば暫く
待
(
まち
)
給へと云を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
“履”を含む語句
木履
草履
上履
上草履
草履取
麻裏草履
草履穿
藁草履
履行
履歴
敝履
履脱
板草履
空気草履
破草履
珠履
長刀草履
草履袋
藁履
冠履顛倒
...