“茹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
49.4%
ゆだ16.9%
10.4%
うだ10.4%
ゆで10.4%
うで1.3%
くら1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“茹”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「どうかその、疼くだけでも早く医者の力で直らないものかねえ! あまり痛むなら、菎蒻こんにゃくでもでて上げようか?」
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
米友はでたようになって、かくれおかのわが荒家あばらやへ帰って来ると、戸棚に隠れていたお玉が出て、
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「まア、取つて置くがいゝ。大名ほどのぜいは出來めえが、それだけありや、町内の人參湯で一日ゆだつてゐられるだらう」
風呂ふろからても彼等かれらゆだつたやうなあかもゝしてそばつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
といっているとき、部屋の中からは、一人の役人が、頭から湯気ゆげを立てて、まるでだこのような真赤な顔で飛び出してきた。
京都人はこれを料理につかう場合には、なまのをでて、それを熱湯のなかから取出すと、いきなりぴしゃりと板の間に投げつけるのを忘れない。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
肌でもぬぎたいほど蒸し暑い日だったので、冬の衣裳をつけた役者はみなうだりきっていた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「昨夜は風呂が立たなかつたので、町風呂へ行つたやうでございました。小半刻經つて、戌刻いつゝぎになつてから、宜い心持にうだつて歸つて來ましたが」
それから水船みずぶねのそばへたくさんの小桶をならべて、真赤まっかゆでられた胸や手足を石鹸の白い泡に埋めていた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ゆで玉子の奇妙な、気持の悪い臭気があたりに充ちていたが、これはこの地に多い硫黄いおう温泉から立ち上るものである。
ヘイ。何処のお邸でも掃溜掃溜と軽蔑して、気安う物を棄てさっしゃりまするが、掃溜ぐらい家の中の秘密ないしょごとを喋舌るものは御座いません。蔵元屋の家でもそげな理由わけで、前の晩の暮方に覗いた塵箱を翌る朝、今一度覗いてみますると、晦日の晩なぞに蟹の塩うでの喰残しが真白う山盛りになっておる事が間々御座いまする。
「あの僧尼達は、自分が手を動かさずして世を渡り、そのうえ戒律かいりつを守らないで、婬を貪り、うんくらい、酒を飲んだので、牛馬にして人に報いをさすところだ」
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)