“葷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うん33.3%
くん33.3%
なまぐ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの僧尼達は、自分が手を動かさずして世を渡り、そのうえ戒律かいりつを守らないで、婬を貪り、うんくらい、酒を飲んだので、牛馬にして人に報いをさすところだ」
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
見給え、この闖入者ちんにゅうしゃは薄と厚とを知らない、醤と油とをわきまえない、清と濃との分も、くんとの別も頓着しない——およそ口腹を満たし得るものは、皆ひっかき廻して口に送る。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もし果して十何文かを足し前すれば、なまぐさの方の皿盛りが取れるんだが、こういうお客様は大抵袢天著はんてんぎの方だからなかなかそんな贅沢はしない。
孔乙己 (新字新仮名) / 魯迅(著)