“なまぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.4%
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあさそうそう塩鰯を、軽蔑しちゃアいけねえよ。塩が辛くてなまぐせえ! な、人間もそうなけりゃアいけねえ」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なまぐさい血汐に眼鼻めはなたれて、思わず押えた手をゆるめると、敵の亡骸むくろはがっくりと倒れた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もし果して十何文かを足し前すれば、なまぐさの方の皿盛りが取れるんだが、こういうお客様は大抵袢天著はんてんぎの方だからなかなかそんな贅沢はしない。
孔乙己 (新字新仮名) / 魯迅(著)