“眼鼻”の読み方と例文
読み方割合
めはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年はせたすばしっこそうなからだつきだし、色こそしおやけで黒いが、おもながの顔は眼鼻めはなだちが際立きわだっていて、美少年といってもいいだろう。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
一分や二分じゃア借りたってわっちの身の行立ゆきたつ訳は有りませんねえ、借金だらけだから些と眼鼻めはなを付けて私も何うか堅気かたきに成りてえと思ってお願い申すのだが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
高等学校へはいったのちは、語学も少し眼鼻めはながついたから、時々仏蘭西フランスの小説も読んでみた。ただしその道の人が読むように、系統的に読んだのでもなんでもない。
仏蘭西文学と僕 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)