くん)” の例文
見給え、この闖入者ちんにゅうしゃは薄と厚とを知らない、醤と油とをわきまえない、清と濃との分も、くんとの別も頓着しない——およそ口腹を満たし得るものは、皆ひっかき廻して口に送る。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)