“茹卵”の読み方と例文
読み方割合
ゆでたまご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殆どやけになって、彼は茹卵ゆでたまごを取って食べようとしましたが、これもすぐに川鱒やお菓子と同じように、金になってしまいました。
ゆうべのうちに下拵したごしらえをして置いた茹卵ゆでたまごやハムでサンドイッチをこしらえたり、蜜柑水みかんすいをつくったりなかなかいそがしいのです。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
石を敷いたみちの右側には白いアセチリン瓦斯ガスがあって、茹卵ゆでたまご落花生らっかせいを売る露店ろてんが見えていた。瓦斯の燈はその露店のうしろれた柳の枝の嫩葉わかばにかかっていた。
女の首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)