“下拵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したごしら70.6%
したごしらえ23.5%
したごし5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうべのうちに下拵したごしらえをして置いた茹卵ゆでたまごやハムでサンドイッチをこしらえたり、蜜柑水みかんすいをつくったりなかなかいそがしいのです。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ああ、今日はちっとの、内証ないしょに芝居者のお客があっての、実は寮の方で一杯と思って、下拵したごしらえに来てみると、困るじゃあねえか、おめえ。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つまり財政改革の下拵したごしらえで、必要なばあいには準備した調書をかれらに示し、拒否できないように抑えるという計画だった。
いしが奢る (新字新仮名) / 山本周五郎(著)