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下拵
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したごしらえ
ふりがな文庫
“
下拵
(
したごしらえ
)” の例文
「ああ、今日はちっとの、
内証
(
ないしょ
)
に芝居者のお客があっての、実は寮の方で一杯と思って、
下拵
(
したごしらえ
)
に来てみると、困るじゃあねえか、お
前
(
めえ
)
。」
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蜜柑の方はジャムの
下拵
(
したごしらえ
)
のようなもので皮ごと薄く切って一晩水へ漬けてその水で沢山のお砂糖と一所に始終掻き廻しながら一時間ばかり煮詰めたのです
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
もし採用されなかったら丈夫玉砕瓦全を恥ずとか何とか
珍汾漢
(
ちんぷんかん
)
の
気燄
(
きえん
)
を吐こうと暗に
下拵
(
したごしらえ
)
に黙っている、とそれならこれにしようと、いとも見苦しかりける男乗をぞあてがいける
自転車日記
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
念を押すのは満を引いて始めて放つための
下拵
(
したごしらえ
)
と見える。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
拵
漢検1級
部首:⼿
9画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕