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滓
ふりがな文庫
“滓”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かす
71.9%
おり
22.5%
をり
3.4%
から
1.1%
くろな
1.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かす
(逆引き)
吾輩が
臓腑
(
はらわた
)
のドン底の
屁
(
へ
)
ッ
滓
(
かす
)
の出るところまで
饒舌
(
しゃべ
)
り尽してしまっても、わかったのか、わからないのかマルッキリ見当が付かない。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
滓(かす)の例文をもっと
(50作品+)
見る
おり
(逆引き)
(しかしそれらの中に沈んでゐるのは、孤独の
滓
(
おり
)
ではない。ひどく華やいだ、むしろ孤独
怡
(
い
)
悦の
神
(
こころ
)
の、——
隠微
(
いんび
)
な
擬態
(
まどはし
)
だつたやうだ)
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
滓(おり)の例文をもっと
(20作品)
見る
をり
(逆引き)
甘い私語と、秘密の享楽とに、何となし心から昵みきれない、
厭
(
いや
)
な
滓
(
をり
)
のやうなものの舌触りを感じながらも、好奇心の充されたことだけでも、全く無意味ではなかつたやうな気がした。
復讐
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
滓(をり)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
から
(逆引き)
門番呆れて、「
汝等
(
きさまら
)
何が買えるもんか。
干葉
(
ひば
)
や豆府の
滓
(
から
)
を売りやしまいし、
面桶
(
めんつう
)
提げて残飯屋へ
行
(
ゆ
)
くが
可
(
い
)
い、馬鹿め。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滓(から)の例文をもっと
(1作品)
見る
くろな
(逆引き)
問の漠然たるが如くに答もまた漠然たるを失わぬけれども、
而
(
し
)
かも漠然たる大掴みの語の中に
皭然
(
しゃくぜん
)
として
滓
(
くろな
)
すべからざる真理が存する。
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
滓(くろな)の例文をもっと
(1作品)
見る
“滓(かす)”の解説
かす(滓、糟、粕、残渣)は、原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物やあまりの部分。絞り残りなど。転じて、良い部分を取り去って後に残った不用の部分。劣等なもの。つまらぬもの。
(出典:Wikipedia)
滓
漢検1級
部首:⽔
13画
“滓”の関連語
粕
糟
残滓
残渣
“滓”を含む語句
残滓
鉱滓
渣滓
燃滓
殘滓
茶滓
豆滓
油滓
胡麻滓
滓湯酒
塵滓
豆腐滓
酒滓
豆府滓
金滓
藍滓
蕎麦滓
茶滓漉
銕滓
食滓
...
“滓”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
徳田秋声
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
下村湖人
ロマン・ロラン
三上於菟吉
壺井栄
直木三十五
ニコライ・ゴーゴリ
柳田国男