“塵滓”の読み方と例文
読み方割合
じんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何にも停滞(ていたい)しておらん。随処(ずいしょ)に動き去り、任意(にんい)に作(な)し去って、些(さ)の塵滓(じんし)の腹部に沈澱(ちんでん)する景色(けしき)がない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その優しく愛らしく、些(ちと)の塵滓(じんし)を留めざる美しさは、名匠ラフアエロが空想中の女子の如し。烏木(こくたん)の光ある髮は、美しく凸(なかだか)なる額を圍めり。深黒なる瞳には、名状すべからざる表情の力あり。