“塵取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちりとり50.0%
ちりと30.0%
ごみとり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
材は松板をったものでありますが、茶人だったら塵取ちりとりにでも取り上げるでしょう。荒物屋ではまたささらのような茶筅ちゃせんを売ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
くび湿布しっぷ繃帯ほうたいをして、着流しの伊達だてまきの上へ、の紋ちりめんの大きな帯上げだけをしょっている女は、掃き寄せを塵取ちりとりにとったりして働いていた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
西は明るいが、東京の空は紺色こんいろに曇って、まだごろ/\遠雷えんらいが鳴って居る。武太ぶたさんと伊太いたさんが、胡瓜きゅうりの苗を入れた大きな塵取ごみとりをかゝえて、跣足はだしでやって来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)