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湿布
ふりがな文庫
“湿布”の読み方と例文
旧字:
濕布
読み方
割合
しっぷ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しっぷ
(逆引き)
カバード・コートを脱いで、
袖
(
そで
)
をまくりあげると、酢酸をたらし込んだ冷たい水で、せっせと黒江氏の
咽喉
(
のど
)
を
湿布
(
しっぷ
)
しはじめた。
キャラコさん:04 女の手
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そうしてその前には姉のお
絹
(
きぬ
)
が、火鉢の
縁
(
ふち
)
に
肘
(
ひじ
)
をやりながら、今日は
湿布
(
しっぷ
)
を巻いていない、
綺麗
(
きれい
)
な
丸髷
(
まるまげ
)
の襟足をこちらへまともに
露
(
あらわ
)
していた。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
医者は更に、ひろ子が可なり危険な状態にある事、肺炎をおこしつつある事を注意し、いろいろ
湿布
(
しっぷ
)
の仕方などを私に説いて帰って行ったのでした。
途上の犯人
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
湿布(しっぷ)の例文をもっと
(11作品)
見る
“湿布”の意味
《名詞》
ガーゼや布地に水や薬液を染み込ませたり、薬剤を塗ったりしたものを患部に張り、患部を温めたり冷したりすること。また、その張るもの。
(出典:Wiktionary)
“湿布”の解説
湿布(しっぷ)とは、ある程度の水分を含んだ布を意味し、主に物に効果を与えるために貼って用いるものである。
(出典:Wikipedia)
湿
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“湿”で始まる語句
湿
湿気
湿地
湿潤
湿々
湿疹
湿地茸
湿瘡
湿婆
湿度
“湿布”のふりがなが多い著者
浜尾四郎
アントン・チェーホフ
有島武郎
久生十蘭
夏目漱石
長谷川時雨
海野十三
芥川竜之介
小川未明