“湿地茸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめじだけ40.0%
しめじたけ40.0%
しめじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その郷里の家からは、烟草屋の二階に室借をしていた独身時代にも、時々林檎りんごや柿を寄越よこしてくれたが、今年は初茸はつたけ湿地茸しめじだけを送って来た。
果樹 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
坊主様ぼんさまも尼様も交ってよ、尼は大勢、びしょびしょびしょびしょと湿った所を、坊主様は、すたすたすたすた乾いた土をく。湿地茸しめじたけ木茸きくらげ針茸はりたけ革茸こうたけ羊肚茸いぐち白茸しろたけ、やあ、一杯だ一杯だ。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松蕈まつたけだとか、湿地茸しめじだとかおいいでなかったのもこの時ばかりで、そして顔の色をおかえなすったのもこの時ばかりで、それに小さな声でおっしゃったのもこの時ばかりだ。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)