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『途上の犯人』
ふりがな文庫
『
途上の犯人
(
とじょうのはんにん
)
』
東京駅で乗車した時から、私はその男の様子が気になり出した。思いなしではなく、確かにその男の方でもじろじろと私の方にばかり注意して居る。 色の青白い、三十四、五の痩せた男である。身なりは大して賤しい方ではない。さっぱりした背広を着し、ソフトを …
著者
浜尾四郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「犯罪科学」1930(昭和5)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
焦
(
いらだた
)
眉
(
み
)
凍傷
(
とうしょう
)
暫時
(
しばらく
)
来
(
きた
)
颪
(
おろし
)
頻
(
しき
)
韮
(
にら
)
鋭鋒
(
えいほう
)
被遊
(
あそばされ
)
蒙
(
こうむ
)
聊
(
いささ
)
耽
(
ふけ
)
罎
(
びん
)
漸
(
ようや
)
湿布
(
しっぷ
)
一寸
(
ちょっと
)
曝
(
さら
)
暫時
(
ざんじ
)
時
(
とき
)
於是
(
ここにおいて
)
俄然
(
がぜん
)
俄
(
にわか
)
何時
(
いつ
)
何処
(
どこ
)
且
(
か
)
不拘
(
かかわらず
)