“被遊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あそばされ50.0%
あそばさる30.0%
あそばさ10.0%
あそばる10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御見上おんみあげ申すも心細く存ぜられ候へば、折角御養生被遊あそばされ、何はきても御身は大切に御厭おんいと被成候なされさふらふやう、くれぐれも念じあげ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「十九日。(九月。)晴。明廿日前知事様方々様かた/″\さま東京御引越おんひきこし御発駕被遊あそばさる。石川御供に而出立に付暇乞に行飲。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
官兵衛孝高よしたか事、旧主小寺政職おでらまさもとを説破。ただちにまた伊丹へも入城。摂津守村重せっつのかみむらしげと対面の上、御意ぎょいの儀、きっと談じ遂げ申すべく、決死おもむきおり候えば、紛事ふんじ一決期して御待ち被遊あそばさるべく。——云々。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「同日元千代様御読書御相手御用并に侍講是迄の通相勤候様にとの御事に候。右に付奥入おくいり御免被遊あそばる。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)