“不拘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかわらず66.7%
かかはらず14.8%
かゝはらず11.1%
かゝわらず7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凡て犯罪の証拠があるにも不拘かかわらず、彼は、犯行の事実を全くおぼえがないと否認した。即ち無意識行為であるという主張をやった。
日下部君は、朝に四合、晩に四合飲まなくては仕事が出来ぬといふ大酒家で、成程先刻さつきから大分傾けてるに不拘かかはらず、少しも酔つた風が見えなかつたが
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして、明るい街を歩く時は、頭腦が紛糾こんがらかつて四邊あたり甚麽どんな人が行かうと氣にも止めなかつたに不拘かゝはらず、時として右側にれ、時として左側に寄つて歩いて居た。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
日下部君は朝に四合、晩に四合飮まなくては仕事が出來ぬといふ大酒家で、成程先刻さつきから大分傾けてるに不拘かゝわらず、少しも醉つた風が見えなかつたが
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)