“かゝわらず”の漢字の書き方と例文
語句割合
不拘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日下部君は朝に四合、晩に四合飮まなくては仕事が出來ぬといふ大酒家で、成程先刻さつきから大分傾けてるに不拘かゝわらず、少しも醉つた風が見えなかつたが
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『此頃は少許すこし生えかかつて來たやうだ。』と、二三日前に祖父さんが言つたに不拘かゝわらずまだ些とも生えてゐない。……
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
にも不拘かゝわらず、此三人の人は、怎したものか、何か事のある毎に、「毎日」の行動に就いて少からず神經過敏な態度を見せて、或時の如きは、須藤氏が主として關係して居る漁業團體に
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)