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『散文詩』
ふりがな文庫
『
散文詩
(
さんぶんし
)
』
路に迷つたのだ! と氣のついた時は、此曠野に踏込んでから、もう彼是十哩も歩いてゐた。朝に旅籠屋を立つてから七八哩の間は潦に馬の足痕の新しい路を、森から野、野から森、二三度人にも邂逅した。とある森の中で、人のゐない一軒家も見た。その路から此路 …
著者
石川啄木
編者
斎藤三郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
縛
(
ゆは
)
掩
(
かく
)
邂逅
(
でつくわ
)
些
(
ちよつ
)
恁
(
どう
)
兵
(
ひよう
)
感
(
こた
)
阿母
(
おつかあ
)
密
(
こつそ
)
糾
(
な
)
懈怠
(
だる
)
盲
(
つぶ
)
空中
(
そらぢう
)
遽
(
には
)
凝
(
じつ
)
密
(
そ
)
習
(
そよ
)
費
(
かか
)
限
(
きり
)
不可
(
いかん
)
不拘
(
かゝわらず
)
密
(
そつ
)
檣
(
ますと
)
發見
(
みいだ
)
眞實
(
ほんと
)
紅
(
くれなゐ
)
繼母
(
ままはは
)
蹌踉
(
よろよろ
)
些
(
ちつ
)
再
(
また
)
午前
(
ひるまへ
)
周匝
(
まはり
)
明瞭
(
はつきり
)
暫時
(
しばし
)
書
(
ほん
)
瞶
(
みまも
)
起伏
(
おきふ
)
飄然
(
ふらり
)
一箇
(
ひとり
)
其麼
(
どんな
)
唆
(
そその
)
少許
(
すこしばかり
)
幾何
(
いくら
)
徠
(
く
)
暫時
(
しばらく
)
曠野
(
あらの
)
清
(
すず
)
潦
(
みづたまり
)
痙攣
(
ひきつ
)
眞個
(
ほんと
)
禁
(
と
)
穩
(
おとな
)
翌日
(
あくるひ
)
鼻端
(
はなつぱし
)
一條
(
ひとすぢ
)
不思
(
おもはず
)
中央
(
まんなか
)
二箇
(
ふたつ
)
五歳
(
いつつ
)
何日
(
いつ
)
傍
(
そば
)
其麼
(
そんな
)
反響
(
こだま
)
周圍
(
まはり
)
喃
(
のう
)
嘔氣
(
はきけ
)
宛然
(
さながら
)
密接
(
くつつ
)
少許
(
すこし
)
帛
(
きぬ
)
平常
(
ふだん
)
年齡
(
とし
)
幾條
(
いくすぢ
)
怎
(
どう
)
恁
(
か
)
恁麼
(
こんな
)
恐怖
(
おそれ
)
懷疑
(
うたがひ
)
掻暮
(
かいくれ
)
暢然
(
ゆつたり
)
此麼
(
こんな
)
歩調
(
あしどり
)
流盻
(
ながしめ
)
渠
(
かれ
)
漣
(
さざなみ
)
生
(
は
)
白銀
(
しろがね
)
盡日
(
ひねもす
)
眇目
(
すがめ
)
瞶
(
みつ
)
粹
(
いき
)
紙捻
(
こより
)
背後
(
うしろ
)
胡坐
(
あぐら
)
裸體
(
はだか
)
邪氣
(
あどけ
)
隔日
(
いちにちおき
)
頭腦
(
あたま
)
頭顱
(
あたま
)
黄金
(
こがね
)