“恁麼”の読み方と例文
読み方割合
こんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
華やかな、晝を欺く街々の電燈は、怎(どう)しても人間の心を浮氣にする。情死と決心した男女が恁麼(こんな)街を歩くと、屹度其企てを擲つて驅落をする事にする。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
(それでは恁麼(こんな)ものでこすりましては柔(やはらか)いお肌(はだ)が擦剥(すりむ)けませう、)といふと手(て)が綿(わた)のやうに障(さは)つた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
瞬きをしてゐる間に、誰かが自分を掻浚つて來て恁麼(こんな)曠野に捨てて行つたのではないかと思はれる。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)