“恁麽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんな92.3%
こんたな3.8%
こんだ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『早くけえつて寢るこつた。恁麽こんな時何處ウ徘徊うろつくだべえ。天理樣拜んで赤痢神が取附とつつかねえだら、ハア、何で醫者藥がるものかよ。』
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
先づ赤門、『恁麽こんたな学校にも教師せんせべすか?』とお定は囁やいたが、『るのす。』と答へたお八重はツンと済してゐた。不忍の池では海の様だと思つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『早くけえつて寝るこつた。恁麽こんだ時何処ウ徘徊うろつくだべえ。天理様拝んで赤痢神が取付とツつかねえだら、ハア、何で医者いしやくすりが要るものかよ。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)