“こんな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
此様23.0%
斯様20.6%
恁麽19.0%
這麽9.5%
這麼4.8%
此樣4.8%
此麼4.0%
如斯2.4%
斯樣2.4%
恁麼1.6%
此麽1.6%
斯麽0.8%
那様0.8%
如是0.8%
如此0.8%
恁様0.8%
斯麼0.8%
此処0.8%
此那0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此様女の人は、多勢の中ですもの、幾人もあったでしょうが、其さんをいて御居での方が、妙に私の心を動かしたのでした。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
旅人は斯様な山中にどうして斯様女がいるかと怪しみながら傍へ行こうとすると蔦葛や、に衣のからまって、容易に行くことが出来ず
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私はそれらの讃嘆にかかわらず、ときとしては恁麽にしてこれが何になるとか、いますぐ自分に酬いられるとかいうことを考えなかった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
勘次は一整骨醫つてからは、世間には這麽怪我人るものだらうかとえず驚愕恐怖とのせられてたが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しも乘客はさんやうにめてゐるか、れとも這麼一人大騷をしてゐた、にも休息せぬ利己主義男か?』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
必然さう云ふ風になるべき一般の國民性にしたものに相違ない………つい此樣事を考へて自分は危く五番町の停留場を通過ぎやうとして急いで電車を下りた。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
「然し君のやうに此麼にぶく/\ぢやないんだとさ。」そして彼は真白な彼女の腕首をびしりと叩いた。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)
文学でも武芸でも何でも外に出ることが出来さえすれば難有いと云うので出掛けたことだから、故郷を去るに少しも未練はない、如斯に誰が居るものか、一度出たらば鉄砲玉で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
づ/\橋板を踏むと、足の底がふわりとして、一足毎に橋は左右に前後に上下に搖れる。飛騨山中、四國の祖谷山中などの藤蔓の橋の渡り心地がまさに斯樣であらう。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
(それでは恁麼ものでこすりましてはいお擦剥けませう、)といふと綿のやうにつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことに此麽派手な座敷のいろいろな飾り立や、女のもって来た三味線や、業業しく並べ立てられた果物の皿などが、寺の静かな部屋とくらべて考えると
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
『さう、眞箇に!』れて尻尾までもへてゐたびました。』斯麽したが最期の一家族らず仇敵ふ。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
ちやんはともひませんでした、れてからまでに斯麽無愛想はれたことがなかつたので、ちやんは面白からずひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
此方暢気なものだから那様とはも知らない、山田気振にも見せなかつた、けれどもにも言ふく、中坂に社をけてからは、山田社務らん姿であつたから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
予備門に入学して一年ぎての事であるが、山田の第二中学にる時分から早く那様了見が有つたらしいのです、一年其志いただ小説のつて見なかつたのであるが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蒼白!……にもやら? や、パリスどのまで? さへ血汐って?……あゝ/\、といふ無慚時刻ぢゃ、如是あさましいをば一爲出來すとは!……や、身動やる。
そこで僕は色々と聞きあつめたことを総合して如此ふうな想像を描いていたもんだ。……先ず僕が自己の額に汗して森を開き林を倒し、そしてこれに小豆く、……
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お目に懸つたら恁様に申上げようと思つて、十八語ばかりで立派な御挨拶をへて御殿につてみると皇帝は非常に鄭重なお言葉で色々御物語があるぢやないか
斯麼奴に見込まれてはらないと思つて、急足伊太利銀行の前へ出て折好く来合せた六号の電車に飛乗つてサンタ・マリア・デレ・グラツチイの方につた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それより外のものは何一つ見当らない——かれらがどうして此処ところに住んでいるかということ、それが何時から始められているかということは、ほとんどげな記憶を過っても
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
此那に打ち明けて頼りにされて居る自分は又他人から世話にならなければならない年で、物質の助力は勿論、精神的にだって
お久美さんと其の周囲 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)