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『みずうみ』
ふりがな文庫
『
みずうみ
(
)
』
これは何となく人間の老境にかんじられるものを童話でも小説でも散文でもない姿であらわそうとしたものである。—— 舟のへさきに白い小鳥が一羽、静かに翼を憩めて止っている。——その影は冴えた百合花のように水の上にあるが、小波もない湖の底まで明るい …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「詩と音楽」1923(大正12)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約36分(500文字/分)
朗読目安時間
約60分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
急
(
す
)
柔
(
よわ
)
此処
(
こんな
)
吃
(
しゃく
)
肯
(
うな
)
顧
(
ふりかえ
)
深
(
こ
)
終
(
おお
)
顔貌
(
かおいろ
)
一
(
いっ
)
娘
(
これ
)
歪
(
ゆがみ
)
仰
(
おっしゃ
)
倦
(
だ
)
微笑
(
わら
)
此方
(
こち
)
猾
(
ず
)
何
(
な
)
先
(
さ
)
彼
(
あれ
)
湿
(
うるお
)
灯
(
とも
)
為
(
た
)
窃
(
そっ
)
興味
(
おもしろ
)
再度
(
にど
)
変化
(
かわ
)
彼処
(
あそこ
)
然
(
そ
)
狼狽
(
あわ
)
罩
(
たちこ
)
迸
(
はし
)
頑
(
かたくな
)
一
(
ひ
)
交
(
かわ
)
今更
(
いまさ
)
佇
(
た
)
何日
(
いつか
)
厭
(
いと
)
唏
(
な
)
寂漠
(
さび
)
廻転
(
まわ
)
彷徨
(
ほうこう
)
悒悒
(
ゆうゆう
)
憩
(
やす
)
拘
(
かか
)
既
(
も
)
明瞭
(
はっきり
)
暫
(
しば
)
曾
(
か
)
清々
(
せいせい
)
燻
(
いぶ
)
羞
(
はず
)
脅
(
おび
)
諍
(
いさか
)
頸首
(
くび
)
一層
(
いっそう
)
不図
(
ふと
)
亘
(
わた
)
仄白
(
ほのじろ
)
佇
(
たたず
)
何時
(
いつ
)
偸
(
ぬす
)
入
(
い
)
其処
(
そこ
)
円
(
まる
)
凝乎
(
じっ
)
劇
(
はげ
)
匿
(
かく
)
卓子
(
テーブル
)
叛
(
そむ
)
叮嚀
(
ていねい
)
可笑
(
おか
)
吃
(
ども
)
咎
(
とが
)
啜
(
すす
)
嘴
(
くちばし
)
囁
(
ささや
)
四辺
(
あたり
)
執
(
と
)
容子
(
ようす
)
寂漠
(
せきばく
)
対
(
むか
)
弄
(
もてあそ
)
弛
(
ゆる
)
彼
(
か
)
徒
(
いたず
)
微
(
かす
)
微笑
(
ほほえ
)
忌々
(
いまいま
)
恰
(
あたか
)
悒鬱
(
ゆううつ
)
愕然
(
がくぜん
)
戻
(
もど
)
把
(
と
)
拘泥
(
こうでい
)
昂
(
たか
)
昂奮
(
こうふん
)
最
(
も
)
有
(
も
)