トップ
>
仄白
ふりがな文庫
“仄白”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほのじろ
88.7%
ほのしろ
11.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほのじろ
(逆引き)
チチ、チチと、
小禽
(
ことり
)
の声がする。客殿の戸のすきまから
仄白
(
ほのじろ
)
い光がさす。夜明けだ。頼朝は、声なく、叫びながら
衾
(
ふすま
)
を蹴って起きた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ばかされながらもその頃までは、まだ前後を忘却していなかった筈ですが、路地を出ると、すぐ近く、高い
石磴
(
いしだん
)
が、くらがりに
仄白
(
ほのじろ
)
い。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仄白(ほのじろ)の例文をもっと
(47作品)
見る
ほのしろ
(逆引き)
隅田川から
仄白
(
ほのしろ
)
い物が、一団ムラムラと飛び上がった。が、すぐ水面へ消えてしまった。それは
鴎
(
かもめ
)
の群れらしかった。女は急に立ち止まった。そこに一軒の屋敷があった。
銅銭会事変
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一所
(
いつしよ
)
に
降
(
お
)
りた
人
(
ひと
)
は、
皆
(
みん
)
な
離
(
はな
)
れ/″\になつて、
事
(
こと
)
あり
氣
(
げ
)
に
忙
(
いそ
)
がしく
歩
(
ある
)
いて
行
(
ゆ
)
く。
町
(
まち
)
のはづれを
見
(
み
)
ると、
左右
(
さいう
)
の
家
(
いへ
)
の
軒
(
のき
)
から
家根
(
やね
)
へかけて、
仄白
(
ほのしろ
)
い
烟
(
けむ
)
りが
大氣
(
たいき
)
の
中
(
なか
)
に
動
(
うご
)
いてゐる
樣
(
やう
)
に
見
(
み
)
える。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
仄白(ほのしろ)の例文をもっと
(6作品)
見る
仄
漢検1級
部首:⼈
4画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“仄白”で始まる語句
仄白々
検索の候補
仄白々
“仄白”のふりがなが多い著者
久米正雄
吉川英治
梅崎春生
谷崎潤一郎
室生犀星
島崎藤村
泉鏡花
北原白秋
徳田秋声
泉鏡太郎