“頸首”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えりくび50.0%
くび18.8%
くびぼね12.5%
えりもと6.3%
けいしゅ6.3%
ゑりくび6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
や、兩脚りやうあしが、むづ/\、脊筋せすぢがぴち/\、頸首えりくびへぴちんとる、わたし七顛八倒しつてんはつたうして身體からだつて振飛ふりとばした。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かの女は足早に往来へ出て行ったが、その異常に白い頸首くびははっきりとかれの目にえぐり込まれてつッ立っていた。
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
なんと、と一声はげしく鋭く、頸首くびぼね反らす一二寸、眼に角たててのっそりをまっ向よりして瞰下みおろす源太。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
寛保元年(千七百四十一年)においては、露国の海艦ベーリング、亜細亜アジア亜米利加アメリカ頸首けいしゅたる海峡をわたり、白令ベーリング海の名これより起れり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
頸首ゑりくび脊筋せすぢひやりとるは、うしろまへてござるやつ天窓あたまから悚然ぞつとするのは、おもふに親方おやかた御出張ごしゆつちやうかな。いやや、それりつゝ、さつ/\とつてかれる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)