“七顛八倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しちてんばっとう53.3%
しちてんはっとう13.3%
しちてんばつたう13.3%
しってんばっとう6.7%
しつてんはつたう6.7%
じたばた6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあ、七顛八倒(しちてんばっとう)、で沼みたいな六畳どろどろの部屋を転摺(のめず)り廻る……炎が搦(から)んで、青蜥蜴(あおとかげ)の踠打(のたう)つようだ。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
病人は七顛八倒(しちてんはっとう)して悲鳴を上げるのが、娘が来て背中へぴったりと胸をあてて肩を押えていると、我慢(がまん)が出来るといったようなわけであったそうな。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鐵車(てつしや)は其樣(そん)な事(こと)ではビクともしない、反對(はんたい)に獸(じう)を彈飛(はじきとば)すと、百獸(ひやくじう)の王樣(わうさま)も團子(だんご)のやうに草(くさ)の上(うへ)を七顛八倒(しちてんばつたう)。吾等(われら)一同(いちどう)はドツと笑(わら)つた。
それに一度煮てあるからと思って沢山食べたが帰って来るとその夜半(よなか)から腹が痛み出して吐(は)くやら下すやら七顛八倒(しってんばっとう)の大苦(おおくるし)み、一時は殆どこれ切りになるかと思った。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
早(は)や、兩脚(りやうあし)が、むづ/\、脊筋(せすぢ)がぴち/\、頸首(えりくび)へぴちんと來(く)る、私(わたし)は七顛八倒(しつてんはつたう)して身體(からだ)を振(ふ)つて振飛(ふりと)ばした。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
さうすると、了局(しまひ)に那奴は何と言ふかと思ふと、幾許(いくら)七顛八倒(じたばた)しても金で縛(しば)つて置いた体だなんぞ、と利(き)いた風な事を言ふんぢやありませんか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)