“王樣”のいろいろな読み方と例文

新字：王様

読み方	割合
わうさま	83.3%
おうさま	16.7%

わうさま

鐵車（てつしや）は其樣（そん）な事（こと）ではビクともしない、反對（はんたい）に獸（じう）を彈飛（はじきとば）すと、百獸（ひやくじう）の王樣（わうさま）も團子（だんご）のやうに草（くさ）の上（うへ）を七顛八倒（しちてんばつたう）。吾等（われら）一同（いちどう）はドツと笑（わら）つた。

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

別（べつ）に、肩（かた）には更紗（さらさ）を投掛（なげか）け、腰（こし）に長劍（ちやうけん）を捲（ま）いた、目（め）の鋭（するど）い、裸（はだか）の筋骨（きんこつ）の引緊（ひきしま）つた、威風（ゐふう）の凛々（りん／＼）とした男（をとこ）は、島（しま）の王樣（わうさま）のやうなものなの……

印度更紗 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

おうさま

ぴらみっとや古（ふる）い墓（はか）から出（で）たいろ／＼の寶物（ほうもつ）が一（いつ）ぱいありまして、今（いま）から四五千年前（しごせんねんまへ）の王樣（おうさま）のみいらも、そのまゝ見（み）ることが出來（でき）ます。

博物館 (旧字旧仮名) ／ 浜田青陵(著)

それは形（かたち）が小（ちひ）さく、また腰（こし）に下（さ）げた飾（かざ）り物（もの）も小（ちひ）さく可愛（かわい）らしいので、多分（たぶん）王樣（おうさま）の子供（こども）のお墓（はか）だらうと想像（そう／″＼）されます。

博物館 (旧字旧仮名) ／ 浜田青陵(著)

王	常用漢字 小１ 部首:⽟ 4画
樣	部首:⽊ 15画