“王命婦”の読み方と例文
読み方割合
おうみょうぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私と王命婦おうみょうぶ以外にこの秘密をうかがい知った者はございません。その隠れた事実のために恐ろしい天のさとしがしきりにあるのでございます。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
藤壺ふじつぼの宮の自邸である三条の宮へ、様子を知りたさに源氏が行くと王命婦おうみょうぶ、中納言の君、中務なかつかさなどという女房が出て応接した。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
前の庭の植え込みの中に何木となく、何草となく青くなっている中に、目だつ色を作って咲いた撫子なでしこを折って、それに添える手紙を長く王命婦おうみょうぶへ書いた。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)