“投掛”の読み方と例文
読み方割合
なげか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此(こ)の樹(き)の蔭(かげ)から、すらりと向(むか)うへ、隈(くま)なき白銀(しろがね)の夜(よ)に、雪(ゆき)のやうな橋(はし)が、瑠璃色(るりいろ)の流(ながれ)の上(うへ)を、恰(あたか)も月(つき)を投掛(なげか)けた長(なが)き玉章(たまづさ)の風情(ふぜい)に架(かゝ)る。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
暑(あつ)い日(ひ)が草(くさ)いきれで汗(あせ)びつしりに成(な)つて居(ゐ)る彼等(かれら)の身體(からだ)に時刻(じこく)が過(す)ぎたと枝(えだ)の間(あひだ)から強(つよ)い光(ひかり)を投掛(なげか)けて促(うなが)す迄(まで)は
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼(かれ)は嗄(しやが)れた聲(こゑ)を絞(しぼ)つて、戸(と)に身(み)を投掛(なげか)け。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)