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投遣
ふりがな文庫
“投遣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なげや
68.2%
なげやり
31.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なげや
(逆引き)
岸辺の茶屋の、それならぬ、渚の松の
舫船
(
もやいぶね
)
。——六蔵は
投遣
(
なげや
)
りに振った笠を
手許
(
てもと
)
に引いて、
屈腰
(
かがみごし
)
に前を透かすと、つい目の前に
船首
(
みよし
)
が見える。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蒲田は物をも言はず
件
(
くだん
)
の手形を二つに引裂き、遊佐も風早もこれはと見る間に、
猶
(
なほ
)
も引裂き引裂き、
引捩
(
ひきねぢ
)
りて間が目先に
投遣
(
なげや
)
りたり。彼は騒げる色も無く
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
投遣(なげや)の例文をもっと
(15作品)
見る
なげやり
(逆引き)
いえば、
投遣
(
なげやり
)
な、大ざっぱな、ぶッきら棒なその仲間たちのあいだを縫って、はつらつと、若鮎のようにかれは閃いた。
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
何アに大丈夫だ、人の娘を預って監督せずに
投遣
(
なげやり
)
にしてはおかれん。男がこの東京に来て一緒に歩いたり何かしているのを見ぬ振をしてはおかれん。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
投遣(なげやり)の例文をもっと
(7作品)
見る
投
常用漢字
小3
部首:⼿
7画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“投”で始まる語句
投
投出
投網
投込
投函
投錨
投掛
投首
投扇興
投機
“投遣”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
嘉村礒多
久保田万太郎
泉鏡花
三木清
福沢諭吉
徳田秋声
泉鏡太郎
島崎藤村
夏目漱石