“寶物”のいろいろな読み方と例文
新字:宝物
読み方割合
たからもの33.3%
はうもつ33.3%
ほうもつ16.7%
たからもん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、彼が彼女を愛してゐないことを、また彼からその寶物たからものを得るには、彼女の資格は相應ふさはしくないことを感じた。
そのくせをかしいぢやありませんか。名所圖繪めいしよづゑなぞますたびに、めうにあのてらりますから、つてゐますが、寶物はうもつに(文幅茶釜ぶんぶくちやがま)——一名いちめい茶釜ちやがま)ありはうです。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぴらみっとやふるはかからたいろ/\の寶物ほうもついつぱいありまして、いまから四五千年前しごせんねんまへ王樣おうさまのみいらも、そのまゝることが出來できます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「其の匕首はあの人の寶物たからもんや。肌身離さず持つてゐやはつたんやさかい、それを取り上げると氣もちがひまへう。……拔けんやうにして持たしとかはつたら、よろしいやろ。」
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)