“ほうもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宝物95.7%
寶物2.2%
方物2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これッ。武田家たけだけ宝物ほうもつをしずめた湖水は、ここにそういあるまい、うそいつわりをもうすと、いたいめにあわすぞ、どうじゃ!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぴらみっとやふるはかからたいろ/\の寶物ほうもついつぱいありまして、いまから四五千年前しごせんねんまへ王樣おうさまのみいらも、そのまゝることが出來できます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
なかにはながさが一寸いつすんぐらゐもない、ちひさいうつくしいいしつくつたをのがありますが、それは實際じつさいやくつものとはおもはれません。多分たぶん大切たいせつ寶物ほうもつるいであつたのでせう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
『続日本紀』の霊亀れいき元年に、南島から日本の使臣に引率せられて、来朝したという信覚しんかく・球美らの国人が、各方物ほうもつこうしてくらいを賜わったという記事は、はやくから双方に知られていた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)