“たからもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宝物89.7%
寶物5.1%
宝貝2.6%
寳物2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうおもって、長者はこのたにしを、いつまでもうちの宝物たからものにしておきたくなりました。そこで、たにしのごきげんをとるつもりで
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そうじてうちつゝむはほかほまれ、金玉きんぎょく物語ものがたりきん鈎子はさみがねかすれば、にも立派りっぱ寶物たからもの
ほっとした草臥くたびれたなりで、真中まんなかに三方から取巻いた食卓ちゃぶだいの上には、茶道具の左右に、真新しい、擂粉木すりこぎ、および杓子しゃくしとなんいう、世の宝貝たからものの中に、最も興がった剽軽ひょうきんものが揃って乗っていて
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
との豫言よげんは、偶然ぐうぜんにも其通そのとうりになつて、是等これら寳物たからものがあつたばかりに、昨夜さくや印度洋インドやう惡魔あくまにもおそ大海賊だいかいぞく襲撃しうげきかうむり、ふねしづみ、夫人ふじん行衞ゆくえうしな