“韜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しない20.0%
たう20.0%
つつ20.0%
つゝ20.0%
とう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この家運のもとに奉公する侍が、しないと木剣で、たたきに叩き抜かれなければ一人前になれないことは、また当然な家憲でもあった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤八はオヽ吃驚びつくりするはず貴方きさまが歸つた其跡に落して置た此三徳中は六たう三略の卷ドリヤ/\讀で聞せやう皆のしうきも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
金剛石ダイアモンドと光を争ひし目は惜気をしげも無くみはりて時計のセコンドを刻むを打目戍うちまもれり。火にかざせる彼の手を見よ、玉の如くなり。さらば友禅模様ある紫縮緬むらさきちりめん半襟はんえりつつまれたる彼の胸を想へ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そうじてうちつゝむはほかほまれ、金玉きんぎょく物語ものがたりきん鈎子はさみがねかすれば、にも立派りっぱ寶物たからもの
ここでは、初心しょしんに木剣を持たせなかった。上泉伊勢守の門で考案したというとうという物を使っている。かわのふくろに割竹をつつみこんだ物である。つばはない、革の棒だ。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)