“紫縮緬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらさきちりめん88.9%
むらさきぢりめん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何か出て来るかもしれないと勘次が上部うえへ指を入れると、触った物があるから引き出した。紫縮緬むらさきちりめん女持の香袋においぶくろ、吾妻屋のぬいがしてある。
先日こなひだ亡くなつた喜劇俳優やくしや渋谷天外は、何処へくのにも、紫縮緬むらさきちりめんの小さな包みを懐中ふところにねぢ込むで置くのを忘れなかつた。
紫縮緬むらさきぢりめんの被布を買つて貰つた嬉しさと、少し薄暗いやうな部屋に、ピカ/\光る着物を着た番頭に「何卒どうぞこちらへ」と案内されて
買ひものをする女 (新字旧仮名) / 三宅やす子(著)
そうして二人ともに藤の花の模様のついの振袖を着ておりました。それから頭とかおとはこれも対の紫縮緬むらさきぢりめん女頭巾おんなずきんを、スッポリとかぶっています。