“緋縮緬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひぢりめん95.2%
ひじりめん2.4%
ひちりめん2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其後(そのあと)から十七八とも思われる娘が、髪は文金(ぶんきん)の高髷(たかまげ)に結(ゆ)い、着物は秋草色染(あきくさいろぞめ)の振袖(ふりそで)に、緋縮緬(ひぢりめん)の長襦袢(ながじゅばん)に繻子(しゅす)の帯をしどけなく結び
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
なまめかしい緋縮緬(ひじりめん)のしごきでくるくると結(ゆ)わえてある二人の死体を、漸く船の上に引揚げながら、何ごころなく灯りの下へ持ち運ぼうとした刹那! パッとその船龕燈(ふながんどう)の灯りが消えました。
十八娘の美しさが、恐怖(きようふ)と激情に薫蒸(くんじよう)して、店中に匂ふやうな艶めかしさ。鹿の子絞り帶も、緋縮緬(ひちりめん)の襦袢(じゆばん)も亂れて、中年男のセピア色の腕にムズと抱へられます。