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薫蒸
ふりがな文庫
“薫蒸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くんじょう
62.5%
くんじよう
25.0%
くんじやう
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くんじょう
(逆引き)
顧みれば娘の桂は、涙の顔を挙げて、二つ三つ
点頭
(
うなず
)
いて見せるのです。涙に
薫蒸
(
くんじょう
)
されて、匂いこぼるる
処女
(
おとめ
)
の顔の美しさ——
奇談クラブ〔戦後版〕:09 大名の倅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
薫蒸(くんじょう)の例文をもっと
(5作品)
見る
くんじよう
(逆引き)
十八娘の美しさが、
恐怖
(
きようふ
)
と激情に
薫蒸
(
くんじよう
)
して、店中に匂ふやうな艶めかしさ。鹿の子絞り帶も、
緋縮緬
(
ひちりめん
)
の
襦袢
(
じゆばん
)
も亂れて、中年男のセピア色の腕にムズと抱へられます。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
薫蒸(くんじよう)の例文をもっと
(2作品)
見る
くんじやう
(逆引き)
涙に
薫蒸
(
くんじやう
)
して、青い顏が頬のあたりだけポーツと赤くなり、大きい眼が、
空洞
(
うつろ
)
に平次を見上げるのも哀れです。
銭形平次捕物控:276 釣針の鯉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
薫蒸(くんじやう)の例文をもっと
(1作品)
見る
薫
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
“薫”で始まる語句
薫
薫陶
薫香
薫物
薫風
薫々
薫習
薫育
薫陸
薫染