“薫香”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くんこう51.7%
たきもの27.6%
かおり6.9%
くんかう6.9%
かをり3.4%
かをりか3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“薫香”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と女房たちがお責めするので、灰色の紙の薫香くんこうのにおいを染ませたえんなのへ、目だたぬような書き方にして、
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
源氏は贈り物に、自身のために作られてあった直衣のうし一領と、手の触れない薫香くんこう二壺ふたつぼを宮のお車へ載せさせた。
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
奥の室から吹き通う薫香たきものの香に源氏の衣服から散る香も混じって宮のおいでになるあたりはにおいに満ちていた。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)
火入れがたくさん出されてあって、薫香たきものをけむいほど女房たちがあおぎ散らしているそばへ院はお寄りになって、
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
暇さえあれば、留守を狙ってヘミングウェー嬢の部屋へ忍び込み、部屋に残っている薫香かおりに鼻をうごめかしたものです。
一週一夜物語 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
音もなく、薫香かおりもなく、まして形はなく、ただ感じ得る者のみが感じる「気」なのである。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
よるのやうなばくとした憂愁の影に包まれて、色と音と薫香くんかうとの感激をもて一糸を乱さず織りなされた錦襴きんらんとばりの粛然として垂れたるが如くなれと心に念じた。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
鏡は曇る、薫香くんかう
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
薫香かをりいかにと知るべけれ。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
玻璃器ぎやまん古酒こしゆ薫香かをりか
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)